6月4日(土)のKPI活動日に、安全衛生委員会主催の防災訓練と健康イベントを行いました。朝8時に地震発生の非常ベルがなり、一斉に机の下に身を隠します。その後、2回目のベルで地震による火災発生を知らせ、火元付近の社員は消火器で初期消火を行い、他の社員は原紙倉庫前の駐車場に避難します。負傷者を担架搬送するのは若手男性社員です。毎年これに時間が掛かってしまうのですが、今年は迅速に行う事が出来、先に避難した社員を待たせることもありませんでした。
各部署別の整列も早く、人員報告もスムーズでした。恒例の初期消火訓練を行った後は、今年初めての試みバケツリレー訓練です。火災により電気が寸断され消火栓が使えなくなった設定ですが、大量のバケツをどうやって準備しようか考えていたところ、工場に空のインク缶が沢山ある事に気付きました。ちょうど良いことに持ち手も付いています。これなら実際に火災が発生した際にも、すぐに持ち出すことが出来、ナイスアイデアでした。バケツリレーは消防署の方も経験がないとの事で、YouTubeでやり方を確認して説明していただきました。130名程の社員が4列に並んで2列が背中合わせになり、1列目が水の入った重いバケツを送って、最後尾の男性社員が火点に向かって放水し、2列目が空のバケツを戻します。2つのチームで同時に行ったため、どっちが早く全てのバケツを戻せるかと熱くなって競いました。
その後工場内に移動して、恵那消防署の方に工場火災の実例等の講話をしていただきましたが、当社の事も事前に調べていただき、社員も興味を持って聞き入っていました。
次に昨年好評だった地震体験車を準備していたのですが、残念ながら機械の調子が悪く断念せざるを得なかったので、来年ぜひリベンジしたいと思います。
盛沢山の防災訓練でしたが、その後会場を食堂へと移し、健康イベントを行いました。今年も住友生命さんにご協力をいただき、握力測定・前屈測定・背筋力測定・高速足踏み・後出しじゃんけんの5種目を行っていただきました。安全衛生委員会では、スピードタッチと血管測定器をレンタルして測定しました。どの種目も社員同士で競ったり、学生の時以来の測定に盛り上がっていました。結果が良かった人も悪かった人も自分の体を知る機会になり、来年もまたやりたいとの声を多く聞くことが出来ました。準備段階からハプニング続出の防災訓練と健康イベントでしたが、社員の声を聞き、来年もより良い行事にしていきたいと思います。